スーパー戦隊のサブタイトルの法則性について
最近、昔の戦隊を調べることが多く、ふと気になったので、ゴレンジャーからリュウソウジャーまで、サブタイトル(+話数表記)の法則性をまとめてみました。
ゴレンジャー:色の名前を含む
(例:真赤な太陽!無敵ゴレンジャー)
ジャッカー電撃隊:~12話→数字+カタカナ語+!!+任意 (例:4カード!!切り札はJAKQ)
13,15~23話→色の名前を含む名詞句+!!+任意 (例:青いキークイズ!!密室殺人事件)
14,24話~→途中に感嘆符を1~2個含む
(例:悪魔か?天使か?不思議な笛吹き男、潜入!クライム要塞島)
バトルフィーバーJ:全角8文字以内(第38話は9文字)
デンジマン:全角8文字以内(第21話、第34話は9文字)
サンバルカン:全角8文字以内(第35話は9文字)
ゴーグルファイブ:全角8文字以内
ダイナマン:全角8文字(13,37,49話は7文字)
バイオマン:全角8文字以内(第23話は9文字)
チェンジマン:全角8文字以内
フラッシュマン:全角8文字以内
マスクマン:~29話→全角8文字、30話~→全角10文字以内
ライブマン:~14話,16話→全角8文字、15,19話→全角9文字
17,18,20話~→全角10文字
ターボレンジャー:法則性無し
ファイブマン:法則性無し
ジェットマン:~34話→全角5文字、35~49話→全角9文字
(第50話は全角7文字、第51話は全角8文字)
ジュウレンジャー:全角7文字(一部例外あり)
ダイレンジャー:全角7文字(一部例外あり)
カクレンジャー:全角7文字(一部例外あり)
オーレンジャー:全角7文字(一部例外あり)
※序盤は「(二文字熟語)!!+(4文字)」のスタイルが多い
(例:集結!!超力戦隊、幻想!!神様の犬)
カーレンジャー:車や交通に関する言葉が入っている
(例:星(スター)へのUターン、カーナビを超えたカーナビ)
メガレンジャー:4音節の言葉+感嘆符+任意
(例:マジかよ!?でっかいネジレ獣、独走!銀色のニューフェイス)
ギンガマン:第(漢数字)章+〇〇の△△ (例:第一章 伝説の刃)
ゴーゴーファイブ:法則性無し
タイムレンジャー:法則性無し ※話数は「Case File+数字」
ガオレンジャー:Quest(話数)+名詞+動詞
(名詞と動詞は「、」や「が」等で接続されていることが多い)
(例:Quest1 獅子、吼える!! 、Quest9 双子が微笑む)
ハリケンジャー:巻之(漢数字)+〇〇と△△
※最終回のみ例外(最終巻 風と水と大地)
アバレンジャー:「アバレ」を含む (例:アバレ恐竜大進撃!)
デカレンジャー:Episode(話数)+〇〇・△△
(〇〇と△△にはカタカナ表記の英単語が入る)
(例:Episode1 ファイヤーボール・ニューカマー)
マジレンジャー:Stage(話数)+任意+~(呪文)~
(例:Stage1 旅立ちの朝~マージ・マジ・マジ―ロ~)
ボウケンジャー:Task(話数)+名詞句 (例:Task1 魔神の心臓)
ゲキレンジャー:修行その(話数)+ジャン語を含む文
(ジャン語はカタカナ表記で、オノマトペのような言葉)
(例:修行その1 ニキニキ!激獣拳)
ゴーオンジャー:GP(話数)+漢字2文字+全角4文字(カタカナ&記号)
(例:GP01 正義ノミカタ、GP05 時々オカン!?)
シンケンジャー:第(漢数字)幕+漢字表記
※番組中では、一文字だけ赤文字で表示される
(例:第一幕 伊達姿五侍、第五幕 兜折神)
ゴセイジャー:法則性無し ※話数は「epic+数字」
ゴーカイジャー:サブタイトルに法則性のあった番組はそれを踏襲したタイトル
(例:極付派手侍(シンケン)、次元ノムコウ(ゴーオン))
ゴーバスターズ:法則性無し ※話数は「Mission+数字」
キョウリュウジャー:ブレイブ(話数)+〇〇!△△
(漢字を全く含まない。ブレイブ8のみ「!」ではなく「?」)
(例:ブレイブ1 でたァーッ!まっかなキング)
トッキュウジャー:法則性なし ※話数は「第(数字)駅」
ニンニンジャー:ほとんどが感嘆符を含む ※話数は「忍びの+数字」
(忍びの23~27は「夏だ!〇〇」で統一されている)
ジュウオウジャー:法則性無し
キュウレンジャー:法則性無し ※話数は「Space.+数字」
ルパパト:法則性無し ※話数は「#+数字」
リュウソウジャー:法則性無し(名詞句が多め)
こうしてみると、オーレンジャーまでは、文字数に規則性のある作品が多いことが分かります。おそらく、新聞等の番組表のスペースによって、文字数が決められているのだと思います。ライブマンやジェットマンが時期によって文字数が変わるのは、枠の大きさが変わるなどがあったのでしょうか...??
また、ジャッカー電撃隊は途中で2回法則性がガラリと変わっており、番組の趣向をどうするか試行錯誤していたことが伺えます。
2000年代に入ると話数表記やサブタイトルに特徴的な法則を持つものが多くなりますが、反対に2010年代に入るとサブタイトルには法則性が無いものが多くなっています。
個人的にはサブタイトルに法則があるほうが面白くて好きなので、またその流れを復活してほしいな~、なんて勝手に思っています。